TECHNICAL SERVICE 02

構造物維持・管理

高度経済成長期に集中して建設された多くのコンクリート構造物。
今後、これらコンクリート構造物の老朽化が急速に進む中、
構造物状態の適切な診断と、その結果をもとにした
的確な補修・補強による長寿命化が求められています。
構造物物診断においても、当社の地質調査で培った技術が活かされます。

コンクリート構造物診断

目視では分からない構造物の内部状態を高精度で診断

レーダなどの非破壊探査技術、小口径コアドリル掘削、小口径カメラ装置により、構造物へのダメージの少ない「微破壊」作業でコンクリート構造物診断を行います。

適応対象
  • トンネル覆工
  • コンクリートで保護された法面や海岸、河川護岸
  • コンクリート製の橋梁床版
調査内容

ステップ1 地中レーダ・マルチ探査機による鉄筋・配筋探査

鉄筋の配筋状態・かぶり厚を調査したり、内部構造を把握するための削孔箇所を特定します。

ステップ2 コアリング穿孔/ドリル削孔

構造物へのダメージが少なく、かつ、掘削・修復時間も短縮できるよう、できるだけ小口径の調査孔を設けます。

ステップ3  小口径ボアホールカメラやファイバースコープによる画像検層

構造物内部の空洞状況やひび割れ発生状況を観察します。

ODS‐Scope(プローブ径26mm)の観察状況
押し込み装置使用例
中性化判定のためのフェノール散布後の孔壁展開画像
オプション

次のようなオプション調査にも対応可能です

  • コアを用いた力学試験
  • レーダ探査によるトンネルライニング空洞探査・配筋状態確認
  • ボーリング調査およびBIPSによる地山緩み調査・解析