デジタル式 帯磁率/導電率測定器 KT-10
現場地質技師の正確な岩石分析になくてはならない高機能帯磁率測定器に、導電率の測定ができるモデルが新たに加わりました。
また、矩形コイルのセンサーモデルも新登場! 更に高機能にバージョンアップしたKT-10が新発売となりました。
また、矩形コイルのセンサーモデルも新登場! 更に高機能にバージョンアップしたKT-10が新発売となりました。
KT-10 機能紹介動画
簡単操作、小型軽量、高信頼性 KT-10の特徴
- 新しく矩形コイルが登場
KT-10 から、これまでの円形コイルに加え、新たに矩形コイルシステムができました。矩形コイルは、小口径コアを箱から出さなくても測定できます。
(円形コイルと矩形コイルを交換することはできません) - 高感度
滑らかな表面上で1×10-6(SI-Units) の最大感度を有します。 - 高速かつ正確なスキャン
毎秒20回のスキャンを行うことが可能で、同期間に平均化された4つの計測値を保存します。 - 品質管理(QC)パラメータ
オペレータにデータ品質を評価する能力を提供します。オペレータは、測定結果と共に測定モードでデータの平均値と標準偏差値、あるいはスキャナーモードでデータの平均値および最大値を得ることができます。 - 深度相関
KT-10 /KT-10R の大容量メモリーにより、ユーザーは、あらゆるコア測定をその深度に相関させるように情報入力が可能になります。ユーザーはボアホールID、ボックス番号、ボックス内の列数、開始と最終深度、および深度間隔の情報入力が可能です。スキャナーモードでは、プッシュボタンで深度間隔の記録が可能です。深度間隔の間のすべての測定値は参考のためにデータ補間されます。 - 破損コア、フルコアの補正
壊れたコアやフルコアに対してリアルタイムに直径補正を行います。


帯磁率測定器 KT-10 Plus v2/KT-10R Plus v2の主な特徴
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最大測定範囲 10 SI ユニット
KT-10 Plus / KT-10R Plus v2 の測定範囲は最 大10 SI ユニットまでアップして、高帯磁率サンプ ルの分析が可能になります。
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鉄鉱石濃度を直接推定
鉄鉱石の測定濃度推定を直接行うには、プレイン ストールしたキャリブレーション カーブにより、 KT-10 Plus / KT-10R Plus v2の画面で得られます。
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プレインストール キャリブレーションカーブ
機器のファイアフレームには、異なる濃度のマグネタイトに基づいて作成したキャリブレーション カーブが一つ標準装備されています。
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キャリブレーション カーブ 作成機能
ユーザー独自に測定し濃度が既知のサンプルからたくさんの帯磁率を得ることで、ユーザーはGeoView ソフトウエアを用いて独自のキャリブレーション カーブを作成します。
作成したキャリブレーション カーブは、どのKT-10 Plus / KT-10R Plus v2にも転送することができます。
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導電率測定器 KT-10/C / KT-10R/Cの主な特徴
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ワイドレンジの確実な導電率測定器
KT-10 /C と KT-10R Cは、感度1 S/m で、1から100,000 S/mの範囲で導電率測定ができます。いずれの機器も帰納法とガルバニック法の間で正確な測定を行うためにマルチポイントアルゴリズムでキャリブレーションされています。
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計測単位:SI、CGS / S/m、Ω.m
計測結果の単位は、S/m あるいはΩ.mとなります。
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帯磁率/導電率測定器 KT-10 S/C / KT-10R S/Cの主な特徴
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1台で3種類の測定
KT-10 S/CとKT-10R S/Cは、1台で下記3タイプの計測が可能です。
・ 帯磁率測定(KT-10 v2 / KT-10R v2と同じ)
・ 導電率測定(KT-10 Cと同じ)
・ 帯磁率/導電率測定
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ワイドレンジの確実な導電率測定器
KT-10 S/C と KT-10R S/Cは、帰納法とガルバニック法の間で正確な測定を行うためにマルチポイントアルゴリズムでキャリブレーションされます。導電率感度は1 S/m ですが、1から100,000 S/mの範囲で測定できます。
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高感度帯磁率とダイナミックレンジ
KT-10 S/C とKT-10R S/Cの帯磁率最大感度は、滑らかな表面で1 x 10-6 SI単位です。
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計測単位:SI、CGS / S/m、Ω.m
測定した帯磁率はSIあるいはCGS系で、導電率は S/m あるいはΩ.m系単位となります。
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帯磁率/導電率測定器 KT-10 Plus S/C / KT-10R Plus S/
Cの主な特徴
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1台で4種類の測定
KT-10 Plus S/CとKT-10R Plus S/Cは、1台で下記4タイプの計測が可能です。
・ 帯磁率測定(KT-10 v2と同じ)
・ 直接濃度推定測定(KT-10 Plus v2と同じ)
・ 導電率測定(KT-10 Cと同じ)
・ 帯磁率/導電率測定
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鉄鉱石の直接推定濃度測定
プレインストールのキャリブレーションカーブを使って、鉄鉱石の推定濃度測定が直接画面に表示されます。
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高感度帯磁率とダイナミックレンジ
KT-10 Plus S/C とKT-10R Plus S/Cの帯磁率最大感度は、滑らかな表面で1 x 10-6 SI単位です。
また、最大10 SI単位まで拡張可能で、マグネタイトのような高い濃度の測定や分析も可能です。
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ワイドレンジの確実な導電率測定器
KT-10 Plus S/C と KT-10R Plus S/Cは、帰納法とガルバニック法の間で正確な測定を行うためにマルチポイントアルゴリズムでキャリブレーションされます。
導電率感度は1 S/m ですが、1から100,000 S/mの範囲で測定できます。
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KT-10の利点
- 大容量メモリー
4GBメモリーで、最大4,000件の計測データを保存することができます。ユーザーは、記録毎に最大480のデータポイントで、あるいは120秒の音声記録で、最大4,000回のスキャン測定、個別測定が可能です。 - さまざまな音声機能
機器には内蔵スピーカーがあり、スキャンモードでは可変音で帯磁率計測の変動を監視することができます。ボイスレコーダーは機器のスピーカーを通じてボイスメッセージの録音と再生を行うこともできます。 - キャリブレーション
機器は工場出荷時にキャリブレーションされていますが、エンドユーザーはオプションの帯磁率キャリブレーション・パッドを使用することにより、帯磁率計を再度キャリブレーションすることができます。既知の帯磁率を持つサンプルを使用することもできます。 - フレキシブルな PC インターフェース
機器には、オペレータがデータをダウンロードし可視化することができるマルチプラットフォームのソフトウェアGeoViewが含まれています。またGeoViewは、計測値と保存された音声メモの再生、機器の設定変更、スプレッドシートへの転送および Google Earth の互換性のある形式にGPSパスを表示またはエクスポートすることができます。 - Bluetooth 接続性
機器には BluetoothとUSB接続機能が標準装備されています。Bluetooth を使用することで無線で機器のデータをダウンロードしたり、Bluetooth 対応のGPS端末へ接続して計測値とともにGPS座標を保存することができます。また、オプションでAndroid 仕様スマートフォンやタブレットと一体化させて、GeoVision アプリケーションでリアルタイム・スキャナ・プロファイルを得ることが出来ます。
USB接続では、機器からPCへの計測値やデジタル音声の迅速なデータ転送が可能になります。また、ファームウエアのアップグレードやパラメータ設定が可能です。 - 大型液晶ディスプレイ
機器操作用インターフェイスとして高輝度液晶ディスプレイが装備されています。またLCDは、帯磁率値を表示してアイコンとグラフィック・メニューから、対話形式で 機器のさまざまな機能に対処することができます。 - 均質でない表面の計測
KT-10 v2 は、均質でない表面ではピンを使用し、平らな表面ではピンを使用せずに計測することができます。また、自動補正によって真の帯磁率を表示します。KT-10R v2はコアサンプルの測定が主目的で、ピンは備わっていません。 - 耐水性/信頼性
いずれの機器も IP65 基準を満たしています。従って塵芥から保護され、雨や高湿度の気象状況下で保護することもできます。 - 小型で簡単操作
機器はいずれも小型で、人間工学に基づいたデザインは使いやすく運搬に便利です。その対話形式メニューにより簡単に操作できます。



GeoView PC インターフェース ソフトウエア
データ マネジメント
GeoView は、ユーザーが日付とシリアル番号で KT-10 Plus S/C / KT-10R Plus S/C のデータを整理することができる、マルチプラットフォームのソフトウェアです。また、さらなる相関と解釈のために、機器からパーソナル・データベースへのデータ転送も簡単です。GeoView は、すべてのWindows 32 ビットまたは 64 ビットのオペレーティングシステムと互換性があります。
以下に示す通り、平均化された測定値は、1か所に見やすく、レコード(日付、時刻、数値、音声メモやオプションの GPS 位置を含む)と一緒にグループ化されます。ユーザーは、データコレクションへ固有の追加情報を入力する新しいカラムヘッダーを追加することができます。
以下に示す通り、平均化された測定値は、1か所に見やすく、レコード(日付、時刻、数値、音声メモやオプションの GPS 位置を含む)と一緒にグループ化されます。ユーザーは、データコレクションへ固有の追加情報を入力する新しいカラムヘッダーを追加することができます。

データの可視化
数値表示は、グラフィカルディスプレイのスキャナ・データ解釈に役立つのと同時に、フィールド・データの迅速な評価が可能になります。以下に示すように、スキャンしたデータは、グラフィカルモードで表示されます。マーカーを使用すると測定値を探すのが簡単です。

KT-10 オプション品
アップグレード
GeoView PC ソフトウエアを使用してインターネット経由で上位バージョンへのアップグレードを行うことができます(PCとUSBあるいはBluetooth接続が必要となります)。アップグレードされると GeoVision Android アップリケーションのコピーを入手できます。アップグレード価格についてはTerraplus にお問い合わせ下さい。
帯電率/導電率 キャリブレーションパッド

帯磁率キャリブレーション パッド
帯磁率キャリブレーション標準パッドは KT-10 Plus S/Cのオプションとして利用可能です。このパッドは適切なMn-Znフェライトを泥岩で圧縮して製造されています。その目的は、機器が正常に動作していることの確認、あるいは低いあるいは高い帯磁率環境で機器を再調整するためです。
公称帯磁率はキャリブレーション パッドにより異なります。
帯磁率キャリブレーション標準パッドは KT-10 Plus S/Cのオプションとして利用可能です。このパッドは適切なMn-Znフェライトを泥岩で圧縮して製造されています。その目的は、機器が正常に動作していることの確認、あるいは低いあるいは高い帯磁率環境で機器を再調整するためです。
公称帯磁率はキャリブレーション パッドにより異なります。
Low
| High
| |
標準
| 34 x 10-3 SI
| 2500 x 10-3 SI
|
径
| 145 mm
| 145 mm
|
高さ
| 70mm
| 70mm
|
濃度
| 2.2g/cm3
| 2.2g/cm3
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重量
| 2.65kg
| カラー
|
カラー
| オレンジ
| パープル
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導電率 参考パッド
測定値を確認するための3種類の導電率範囲を持つ参考パッド(low, middle, high)がご利用になれます。3つの異なるレンジがありますが、個々のパッドにはたくさんの共通パラメータがあります。
・ 高均質の導電エレメント
・ 反磁性材料のみを使用して帯磁率の影響を排除
・ シーリングコンパウンドで湿気防止
・ 最適な大きさでサイズの影響を低減
・ 滑らかな表面で測定に最適かつ正確なデータ
低レンジパッドは半固体ゲル、中・高レンジパッドはセラミックスを独自に混合して製造されています。パッドは異なる導電率測定器(AC / DCブリッジ+インピーダンス ブリッジ)を用いて個々にテストされたものです。
・ 高均質の導電エレメント
・ 反磁性材料のみを使用して帯磁率の影響を排除
・ シーリングコンパウンドで湿気防止
・ 最適な大きさでサイズの影響を低減
・ 滑らかな表面で測定に最適かつ正確なデータ
低レンジパッドは半固体ゲル、中・高レンジパッドはセラミックスを独自に混合して製造されています。パッドは異なる導電率測定器(AC / DCブリッジ+インピーダンス ブリッジ)を用いて個々にテストされたものです。
パッドレンジ
| Low
| Medium
| High
|
カラー
| グリーン
| イエロー
| レッド
|
標準値(S/m)
| 7
| 2,000
| 95,000
|
径(mm)
| 152
| 152
| 152
|
高さ(mm)
| 50
| 50
| 50
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KT-10 モデル一覧表 / 機器仕様 / 機器カタログ
モデル一覧表

帯磁率/導電率測定器 KT-10の仕様
感度
| 帯磁率: 10-6 SI Units
導電率: 1 S/m | ||
計測範囲
| 帯磁率
| KT-10(R) v2・ s/c
| 0.001x10-3 ~ 1999.99 x10-3 SI Units
|
KT-10(R) Plus v2・s/c
| 0.001x10-3 ~ 9999.99 x10-3 SI Units
| ||
導電率
| KT-10(R) c
| 1 ~ 100,000 S/m
| |
動作周波数
| 10 kHz
| ||
計測周波数
| 20 回/秒(スキャンモードでは5個の平均読み込みおよび4個/秒の読み込み)
| ||
表示
| 高輝度LCDグラフィック ディスプレイ(104 x 88 ピクセル)
| ||
メモリー
| 4GB:最大4,000件*
* スキャン測定 4,000回(最大480データポイント/記録 トータル 1,920,000 データポイント) あるいは * 個々の測定 4,000回(音声記録 120秒/記録) 個々のデータとスキャンデータは統合可能 | ||
操作
| 上/下機能つきボタン1個
| ||
データ入力/出力
| USBおよびBluetooth (GPS / フォーン)
| ||
バッテリー
| アルカリ単三電池2個またはリチャージャブル単三電池2個
| ||
バッテリー寿命※1
| 2,000 ~ 4,000 計測
| ||
動作温度
| -20°C~60°C
| ||
サイズ
| 200mm x 57mm x 30mm
| ||
コイル径※2
| 円形コイル Φ65 mm
矩形コイル 65 x 32 mm | ||
重量
| 0.30 kg
|
※1 音声記録の有無や使用する電池によって寿命は異なります。
※2 コイルの相互交換はできません。
※本製品の仕様は改良のため予告無しに変更される場合があります。
※2 コイルの相互交換はできません。
※本製品の仕様は改良のため予告無しに変更される場合があります。
機器カタログ
KT-10 v2, KT-10R v2 (412KB) |
KT-10R v2, KT-10R Plus v2 (587KB) |
KT-10 C, KT-10R C (673KB) |
KT-10 S/C, KT-10R S/C (637KB) |
KT-20 (710KB) |