地下水解析ソフトウェア 【Visual MODFLOW】

地下水解析ソフトウェア 【Visual MODFLOW】® Flex
地下水解析ソフトウェア Visual MODFLOW Flex
Visual MODFLOW Flex は、3次元の地下水流動および熱・物質輸送モデリングの業界標準ソフトウェアです。
- 地下水概念モデルと数値モデルの統合
- 効果的な2D/3D表示能力
- 直感的な使いやすさ
3次元地下水流動および熱・物質輸送モデリングの業界標準ソフトウエア Visual MODFLOW が新しく次世代3次元地下水モデリングソフトウエアVisual MODFLOW Flexとしてリリースされました。
Visual MODFLOW Flexでは新機能が利用可能なVMOD Flexと従来の機能が使用可能な VMOD Classic(VMOD 2011.1に相当)二つのインターフェースを備えており、両方をインストールすることも、いずれかを選択してインストールすることもできます。
Visual MODFLOW Flexでは新機能が利用可能なVMOD Flexと従来の機能が使用可能な VMOD Classic(VMOD 2011.1に相当)二つのインターフェースを備えており、両方をインストールすることも、いずれかを選択してインストールすることもできます。

理想的な地下水モデリング環境
Visual MODFLOW Flexには、水質、水供給、水資源保護などの問題解決に有効な以下のツールが全て含まれています。
- MODFLOW-2000, 2005, NWT - 地下水流動モデリングの世界標準
- MODFLOW-LGR - 広域-局所間シミュレーションのための限定領域のグリッド細分化コード
- SEAWAT v.4 - 物質および熱輸送とカップリングした3次元可変密度の地下水流動コード
- MT3DMS - 物質輸送シミュレーションの標準パッケージ
- MODPATH - 前方および後方への粒子追跡の標準パッケージ
- Zone Budget - 部分領域の水収支計算パッケージ
- PHT3D - 飽和多孔質媒体における3次元の多成分-反応性輸送モデル(溶質輸送モデルMT3DMSとUSGSの地化学的コードPHREEQC-2のカップリング)
- WinPEST - キャリブレーションと感度解析の自動化プログラム

柔軟性のあるモデリングアプローチ
Visual MODFLOW Flexでは、地下水モデルを構築する際に、概念的モデリングアプローチか、標準的モデリングアプローチを選ぶことができます。
概念的モデリングアプローチ
GISデータや井戸・ボーリングデータをもとに3D概念モデルを構築します。概念モデルはグリッド構造に依存しないので、異なるグリッドタイプでのシミュレーションを柔軟に試すことができます。セルの位置やパラメータは自動的に計算されるので、セル単位で手作業的に設定する必要はありません。1つの概念モデルから、グリッドタイプやシナリオの異なる複数のモデルを迅速に作ることができ、モデルの修正や更新も容易です。
標準的数値モデリングアプローチ
比較的単純な地質や物性値、境界条件を持つモデルに適しています。標準的アプローチは数値グリッドを定義するところから始め、手作業的にグリッドセルに物性値や境界条件を割り当てます。
概念的モデリングアプローチ
GISデータや井戸・ボーリングデータをもとに3D概念モデルを構築します。概念モデルはグリッド構造に依存しないので、異なるグリッドタイプでのシミュレーションを柔軟に試すことができます。セルの位置やパラメータは自動的に計算されるので、セル単位で手作業的に設定する必要はありません。1つの概念モデルから、グリッドタイプやシナリオの異なる複数のモデルを迅速に作ることができ、モデルの修正や更新も容易です。
標準的数値モデリングアプローチ
比較的単純な地質や物性値、境界条件を持つモデルに適しています。標準的アプローチは数値グリッドを定義するところから始め、手作業的にグリッドセルに物性値や境界条件を割り当てます。
概念モデルと数値モデルの統合
Visual MODFLOW Flex では、概念モデルから数値モデルへの移行を1つのモデリング環境の中で連続的かつ直感的に行うことができます。
- ボーリング柱状図や地質断面図をもとに複雑な地質構造やモデルレイヤーを表現。
- GISデータを使って、グリッド構造に制約されることなく、水理地質プロパティや境界条件を定義。
- 1つのモデルプロジェクトの中で、概念モデルを構築し、それぞれに対して複数の数値モデルを作成。
- 計算を実行し、2D/3D画面あるいは断面図で計算結果を検証。
- 2D/3D画面やグラフなどを用いて、複数のモデル出力(水頭など)を比較し、モデルの不確かさを評価。
複数のモデルの効率的管理
多くのモデリングプロジェクトには、いくつものシナリオがあります。例えば、定常vs.非定常、異なる物性値/想定条件/グリッドタイプなど。Visual MODFLOW Flexでは、(1つのプロジェクトで)複数のシナリオを比較することによって、モデルの不確かさの評価や改良を行うことができます。
- 1つのプロジェクトの中で複数のモデルシナリオを管理。
- 水理地質的な解釈や仮説を評価するため複数のモデルを平行して作成。
- シナリオ間の計算結果の違いを数値的/視覚的に比較。
- グリッドサイズの違いに関係なく、モデル間の水頭差を計算。
- 複数のシナリオによる計算および分析によって、最良あるいは現実的なモデルを選択。

印象的なプレゼンテーション
最新の3D可視化技術により、水理地質モデルの効果的かつ印象的なプレゼンテーションが可能です。

- 概念化したオブジェクト、数値グリッド、入力データ(プロパティゾーン、境界条件、セルなど)や出力データ(計算水頭、流跡線)などを最先端の2D/3D画面で表示(同時に複数画面可)。
- モデル内部を断面や輪切り面で表示。
- 報告書やWebで使用する3Dアニメーションの作成。
- コンター線、流跡線、色塗り図の追加。
- 3Dサーフェース上へのラスター画像(サイトマップ、衛星画像)の重ね合わせ
- ハードウェア描画機能に最適化したOpenGLグラフィックス
GISの全面サポート
GISデータを活用して、水理地質モデルを迅速かつ容易に構築することができます。
- 全ての一般的なファイルタイプとフォーマットデータを容易にインポート
- インポート時に自動的に座標系と単位を換算
- インポート時に自動的にデータ検証とエラーチェック
- GISデータをもとにモデル化範囲、プロパティゾーン、境界条件や属性を定義
サポートされているデータタイプ
|
多彩なグリッドオプション
Visual MODFLOW Flex では、様々なグリッドタイプのモデルを作ることができます。色々なグリッドタイプを試して、最も良好で安定したモデルが選べます。
- 現場条件や地質条件(例えば、不連続など)に応じて様々な有限差分グリッド/有限要素メッシュを選択
- 同じプロジェクトで複数のグリッドを生成し、2D/3Dで比較
- 関心の高いエリア周辺のグリッド細分化
- モデル内の限定領域で水平・鉛直方向のグリッドを細分化(子グリッド)し、より速く安定したモデルを構築(MODFLOW-LGR)
サポートされているグリッドタイプ
|

抜群の計算効率
64ビットとマルチコアプロセッサの優位性を最大限活用することで、大きなモデルでもより速い計算が可能です。
<グレード別搭載機能>
<グレード別搭載機能>
Basic
| Professional
| Premium
| |
MODFLOW
| ○
| ○
| ○
|
ZoneBudget
| ○
| ○
| ○
|
MODPATH(Particle Tracking)
| ○
| ○
| ○
|
Enhanced 3D Visualization
| ○
| ○
| ○
|
MT3DMS, RT3D*
| ○
| ○
| ○
|
Local Grid Refinement (MODFLOW-LGR)
| ○
| ○
| |
Conceptual Modeling
| ○
| ○
| |
Multiple Grid Types
| ○
| ○
| |
Compare results from multiple model runs
| ○
| ○
| |
Modeling Scenarios in a project
| Just one
| Just one
| Just one
|
Build and run bigger models (Native 64-bit Support)
| ○
| ||
3D Animation and Movie Generation
| ○
| ○
| |
PHT3D*
| ○
| ○
| |
SEAWAT*
| ○
| ○
| |
MGO*
| ○
| ○
| |
WinPEST*
| ○
| ○
| |
MT3D99*
| ○
| ||
SAMG
| ○
| ||
FEFLOW Mesh Generation and Translation
| ○
| ||
MODFLOW-SURFACT*
| Add-on
| Add-on
| Add-on
|