土壌汚染調査の方法
関係法令に基づく調査はもちろんのこと、土地取引などの際にも適切な調査プランをご提案し、実施いたします。
フェイズ1調査(地歴調査)
フェイズ1調査(地歴調査)では、旧版地図や公的・私的資料のレビュー、聴取調査、現況確認などにより、対象地における土壌汚染のおそれを評価します。この調査は、対象地における土壌汚染の可能性を推定する、または、試料採取等調査の妥当性を担保する上で極めて重要なものであり、土壌汚染対策法に基づく調査では実質的に義務化されています注)。
同法に基づく調査に対してレアックスでは、通常の報告書に加えて役所向けフォーマット(地歴調査チェックリスト)も作成しており、調査結果は公的機関にそのまま提出可能です。
同法に基づく調査に対してレアックスでは、通常の報告書に加えて役所向けフォーマット(地歴調査チェックリスト)も作成しており、調査結果は公的機関にそのまま提出可能です。
注)土壌汚染対策法では、地歴調査による土壌汚染のおそれの把握等を省略することも認められていますが、この場合、調査対象地全域において全ての特定有害物質(25種)が第二溶出量基準および土壌含有量基準に適合しない汚染状態にあるものとみなされます。
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フェイズ2調査(試料採取等調査)
フェイズ2調査(試料採取等調査)では、地歴調査結果に基づき試料採取等を行なう区画を選定し、試料採取・分析により土壌汚染の有無やその程度を把握します。通常、第一段階として揮発性有機化合物を対象とした場合は土壌ガス調査、重金属等や農薬等を対象とした場合は表層土壌調査を行ない、この結果に応じて平面的な絞り込み調査やボーリング調査へと進みます。
レアックスは、環境省指定調査機関、計量照明事業(濃度)、作業環境測定機関、地質調査業などに登録し、また、業界活動を通じて技術のレベルアップも継続的に行なっています。
レアックスは、環境省指定調査機関、計量照明事業(濃度)、作業環境測定機関、地質調査業などに登録し、また、業界活動を通じて技術のレベルアップも継続的に行なっています。
土壌ガス調査
有害物質の揮発性を利用して、以下の手順で土壌ガスを採取してPID/DELCDによる分析を行ないます。
- 地表面がコンクリート等で被覆されている場合には、ハンマードリル等で被覆部を除去する。
- ボーリングバーでGL-0.8~1.0mのガス採取孔を穿孔する。
- 保孔管とテフロン管を挿入し、30分以上静置した後、捕集バッグにガスを採取する。
- ガスクロマトグラフ(GC-PID/DELCD)によりガス濃度を測定する。



表層土壌調査
以下の手順で表層土壌を採取し、重金属や農薬等を対象に土壌溶出量試験や土壌含有量試験を行ないます。
- 地表面がコンクリート等で被覆されている場合には、コアカッター等で被覆部を除去する。
- ダブルスコップや簡易ボーリングマシン等を用いて、地表から5cmまでと5~50cmの土壌を別々に採取する。
- 両深度の土壌を分析室に持ち込み、これらを等量混合したものを分析試料として、対象物質の土壌溶出量や土壌含有量を測定する。

